インダストリー4.0が世界標準となる その時日本は
ドイツから生まれた「インダストリー4.0」。第4の産業革命とか言われている。
この言葉がインターネット上に登場したのは2013年頃、日本では2014年夏頃からチラホラ登場するようになったようだ。
言葉の定義的には
第一次産業革命では水・蒸気を動力源とした機械を使った生産の事を指し、第二次産業革命では電気を使い機械を動かして分業の仕組みを取り入れたことにより大量生産(マス・プロダクション)が可能となり、そして第三次産業革命はコンピューターエレクトロニクスを使ったオートメーションが実現された。 インダストリー4.0はそれに続く「第四次産業革命」という意味合いで名づけられたものである。
と、Wikipediaには記載されているが、誰が言い出したのかは定かではない。
インダストリー4.0に関して3人のスペシャリストのコメントが日経に掲載されている。
参照 本格化するインダストリー4.0の覇権争い
この中で東京大学大学院教授 元橋一之さんが、すごく分かりやすく「今後の日本の製造業の進むべき道」的なことを話しておられる。
顧客ニーズは変化するものである。そして顧客はその変化を自身では理解できていない。したがって、顧客から「次はこんな製品がほしいよ!」とは言ってくれない。
すると次に求められる製品を開発することは出来ない。
日本の製造業、特に家電部門の凋落はこれが原因かも知れない。
「インダストリー4.0」では、例えばビッグデータの分析から次のニーズを探り出すとか、これまでは異なる手法によって、より科学的にマーケティングを行うことが出来るようになる。
ものづくり日本の再生はそんなところから可能になるのかもしれない。
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