子宮頸がんワクチン副反応の不思議
子宮頸がんワクチン接種の積極的な呼び掛けが中止されてから1年が経った。
「ワクチンの安全性を検討する厚生労働省の有識者検討会」が今年1月に
長引く痛みはワクチンの成分が原因でなく、接種時の痛みや不安がきっかけとなり、表れた心身の反応
との見解を出した後、事態の進展はまったくない状態となっている。
左の画像は、アメリカのシンクタンクであるCSIS(戦略国際問題研究所)が公開した、HPVワクチンの接種勧奨を再開するよう日本政府に求めたリポートである。
リポートの内容としては、日本政府のこの件に対する弱腰の姿勢を暗に指摘しているように感じる。そして政府主導で接種の再開を行うよう働きかけている。
後段の結論にはこのような表現がある。
日本政府は、メッセージをコントロールする力を再び取り戻すために早急に行動をとる必要がある。さもなければ、今後、女児や女性の命を救うことにつながる歴史的に重要な機会を失うことになる。
まるで脅しのセリフのようにも感じるが、さらに日本政府が国民の信用と信頼を取り戻すための手段として
HPV ワクチンの接種を保護者に積極的に呼びかけること(特に母親)。母親が家族の健康に関する意思決定者であることが多い。自分の娘がワクチン接種を受けることに抵抗を感じないようにするため、保護者は抱えている問題や懸念を伝える必要がある。
つまり、母親に対しワクチン接種が何の問題もないということを洗脳しなさい。と言っているように思える。
さて、このワクチン騒動(あえて騒動と言うが)には不思議な点がある。
副反応の事例は海外でも同程度の頻度であると、厚生労働省が公開している資料には書かれている。
しかし日本ではこんな騒ぎになっているのに、海外で問題が起きているという情報がほとんど伝わってこないことだ。
先のCSISのリポートでは、日本だけが『マスメディアやソーシャルメディアによって噂が拡散している』と捉えているようだが、実際は・・・・・謎だ?
6月12日に投稿されたブログの記事がある。
タイトルは『子宮頸がんワクチン・厚労省研究報告ありました!』
先の「有識者検討会」の見解である「心身反応論」に反論する研究成果が9月の学会誌に発表されるという。
その研究は、厚労省の副反応・痛み研究チーム 信州大学医学部池田修一教授によるものだが、この情報が一度公開された後削除されたらしい。
ブログの記事は、この削除された情報を再掲しているものだ。
ブログの運営者は、埼玉県宮代町の町議 加納好子氏。
ブログはこちら ⇒ 『子宮頸がんワクチン・厚労省研究報告ありました!』