特殊詐欺対策の切り札になるのか集中架電
振込詐欺などの特殊詐欺対策として警察庁は裏技を用いることにしたという。
裏技と云うと失礼かもしれないが、これまでお上が採ってきた対策としては異色なものだ。
特殊詐欺は「かけ子」から掛かってくる電話がスタートになる。
これまでの特殊詐欺事案で判明している「かけ子」の電話番号に、民間コールセンターから自動的に電話をかけ、常に着信状態にすることにより、「かけ子」が電話をかけられないようにする作戦だ。
試験的に行った北海道警察によるこの作戦では、5ヶ月間の作戦期間中84回線に電話をかけ62回線を解約させるに至ったという。
この作戦による効果は、被害件数が昨年上半期と比べて27%減、被害額は昨年上半期と比べて52%減になったという。
民間コールセンターへの委託費が予算計上され、全国的な動きになるようだ。
高齢者こそスマホに替えるべき
特殊詐欺被害を防止するための対策はいろいろと行われているが、騙されて金を取られてしまう原因はなにかと考えると、騙されてしまうことが大きな原因である。
そこで・・・騙されることを防止する対策は無いだろうか。
電話は声だけの情報しかないから「風邪をひいている」とか「喉にポリープができた」などと言われれば疑いも薄らいでしまう。
相手を確認する確実な方法はテレビ電話だ。
最近は低料金のスマートフォンが出回っている。
騙されやすい人はスマートフォンを持つべきだ。
そして家族も・・・だ。
固定電話は解約して、家族みんながスマホで顔を見ながら会話をするようになると、特殊詐欺はどのくらい減るだろう・・・?
どこかの警察本部で実験してみてはどうだろう。
電話には電話で対抗するのが必勝手段だと思うが・・・