売れないデザインが売れるようになる思わぬ理由

大塚家具の経営権争いが一段落し落ち着きを取り戻したようだが、家具業界の現在を俯瞰してみたい。
現在、国内において家具産地と言われる地域は、6地域あるそうだ(ただしwikipediaからの情報)。
旭川(北海道)・静岡・飛騨(岐阜県)・府中(広島県)・徳島・大川(福岡県)の6市・地域になる。

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このうち最も歴史のあるのが福岡県大川市の大川家具。
室町時代のころ、筑後川付近に住んでいた船大工が箱物も作っていたという。
現在、量産家具を中心に生産を行っており、その生産量は日本一だという。
大川市では、このような伝統ある職人の技術を継承するため「大川の匠」という顕彰制度を設けている。

日本の家具といえば、箪笥や鏡台など、昔は嫁入り道具の代表とされた。
それぞれの家具産地でもそのような伝統ある家具を作ってきた中で、旭川家具はすこし変わった成長をしてきた。
一言でいうと洋風家具という部類のものを得意としている。

作る物も箱物ではなく脚物が主体となっている。

キッカケは1990年に「国際家具デザインフェア旭川」を開催し、以後デザイン性を追求した家具を作るようになり、国際家具見本市などへの出品を行っている。

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脚物といえば主体は「椅子」である。

重厚な椅子もあれば軽快な椅子もある。骨組みは細くそして軽く、宙に浮くような限りなくシンプルなデザインが喜ばれる現代だ。

現代なら誰もが頷くデザインだが、作った時には誰も評価しなかった椅子があるという。

デンマークの家具デザイナー「ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー」が、1950年に製作したものだ。
あまりにもシンプル過ぎてまったくウケなかった椅子 「ザ・チェア」と呼ばれている。

しかし、10年後、この椅子にある人物が座ることになり、有名な椅子になったという。
その人物とは、1960年アメリカ大統領選討論会での、ジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンだったという。

ハンス・ウェグナー ザ・チェアができるまで

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