ガソリン安はいつまでつづくのかシェール革命の終焉と混乱

2014年半ばから急降下した原油価格は、2015年1月以降も40~60ドル/バレル近辺を上下しついに昨年末には40ドルを割り、現在は30ドル前後の水準となっている。
おかげでガソリン・灯油価格はピーク時の6割ぐらいに下がり、家計や営業経費の面ではたいへんな恩恵を受けている。
原油価格が下がったのは、アメリカのシェールガス・オイルの増産によることと、OPECにおいて生産調整が行われていないからだという。
加えて、イランに対する経済制裁の解除により、イランの石油生産と輸出が見込まれ、ますます原油価格上昇の見込みは無いように思える。

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だが、価格低下の引き金となったシェールオイルの生産量が減少に転じているのだ。
シェールオイルで有名な町、ノースダコタ州バッケン。
ピーク時には掘削装置であるリグの数が200基を超えていたというが、現在は50基を切っているという。
原因は価格低下によって採算がとれなくなっているからだ。

すでに経営破たんしたシェール企業もあり、体力の無い企業から順に退場することが予想される。
そうするとやがて生産量は減少し、価格は反転する時期が必ず来ると考えるのが常識ではないだろうか。

シェール企業の破綻と同時に懸念されているのが、シェール企業向けのジャンク債のディフォルトだという。ジャンク債の残高は2,000億ドルを超える水準であり、もしディフォルトが起こると金融危機がまたも起きることが予想される。

灯油・ガソリン安は「うたかたの夢」に終わるのかも知れない。

原油安の原因を作るオバマとシェールオイルが及ぼす影響 青山繁晴解説

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