武田薬品が200億円を投じてiPS細胞技術の応用研究に着手

STAP細胞が幻と判明し、医療分野での研究開発の注目はiPS細胞に絞られている。
iPS細胞の研究拠点である京都大学iPS細胞研究所(CiRA:サイラ 所長:山中伸弥教授)は武田薬品工業との共同研究開始について昨年12月発表した。

スポンサードリンク

本年4月からは100名以上の研究者によって、10件以上のプロジェクトで研究が行われる。

主な研究テーマが武田薬品工業のニュースリリースには、すでに研究が行われているテーマが掲載されている。
参照 ⇒ 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と武田薬品のiPS細胞研究に関する共同研究(T-CiRA)の開始について

  • 神経堤細胞の研究
  • iPS細胞を使った筋萎縮性側索硬化症(ALS)の研究
  • 1型糖尿病に対する再生医療開発と2型糖尿病に対する創薬研究
  • 再生免疫細胞を利用した新しいがん免疫療法の開発
  • iPS細胞を利用した難治性筋疾患に対する治療薬の研究
  • iPS細胞を用いた心疾患創薬プラットフォームの開発と心不全の新規治療開発への応用研究

iPS細胞研究所は2008年に立ち上げた「iPS細胞研究センター」が前身である。2010年4月に現在の研究所に改組した。2012年に山中教授がノーベル賞を受賞する2年前である。

スポンサードリンク

大学の研究機関はどこも同じだが研究費が乏しいものだ。iPS細胞が世界的に注目される前は、乏しい研究費を集める為にマラソン大会に参加していた山中教授の話は有名である。
国も2022年までは研究費の助成を行うことになっているが、金はいくらあっても充分すぎることはない。

武田薬品との共同研究は、当然ながら後の製薬事業でのリターンが大きな目的でもある。
一企業の開発方針に左右されることもある。
基礎研究はまだまだ必要なこと。

そんな意味から、研究所のサイトで呼びかけている研究基金への協力はどんどん広めていきたいものだ。
iPS細胞研究基金

京大iPS細胞研と武田薬品 新薬開発へ研究設備

スポンサードリンク

このページの先頭へ