富士山噴火がポンペイの悲劇を連想させる理由

東南海地震が近い将来発生するのは間違いないと言われている。被害が発生すると予想される地域では、地方自治体を始めとして様々な災害対策を進めている。
そして巨大地震と同じぐらい警戒されているのが、富士山の大噴火だ。

富士山が大噴火するとどのようなことが起きるのか。

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富士山はずっと昔から今のような姿ではなかった。
10万年前ぐらいまでは、標高が約2300メートルの火山だったらしい。
その後活動期に入った富士山は爆発的な噴火を繰り返し3000メートルを超える成層火山に育っていった。
この頃までの富士山を古富士火山と呼ぶそうだ。
そして5000年前頃から始まったのが新富士火山と呼ぶ・・・らしい。

現在、我々が見ている富士は「新富士火山」の現在の姿である。

ところが、外見は同じだが、実は今から1200年前と現在とでは、富士山の性質が大きく変わっているらしい。それは、噴火のしかたである。

富士山の噴火はたびたび起こっていることが地質的に分かっているが、記録に残っている大きな噴火は、864年(貞観6年)の貞観大噴火である。
この噴火によって大規模な溶岩流が発生し、富士山の北側にあったといわれる大きな湖「剗の海」が堰き止められてできたのが、富士五湖の西湖と精進湖である。

貞観大噴火は溶岩流を発生させる噴火であったのに対し、その843年後の1707年に起きた宝永噴火はプリニー式噴火であった。

プリニー式噴火とは、噴火によって発生する噴石や火山灰、火山ガスが1万メートル以上の上空にまで達し、やがてそれらが崩れ落ちてきて火砕流となり甚大な被害を及ぼすものである。

次に富士山が噴火する時は、当然だがプリニー式噴火であろうと考えられる。

プリニー式噴火は甚大な被害を及ぼすと先ほど書いたが、この噴火によって都市が一瞬のうちに無くなった。そうだ、西暦79年に起こったヴェスヴィオ山の噴火によって消滅した世界遺産のポンペイである。

ポンペイ

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