コピペは常識、画像の切貼り当り前~不正論文の定義

学術論文の正当性に研究者自ら責任を持て・・・と理科学研究所が、所属する研究員に対し指示をした。
つまり不正論文がフツーにまかり通っているという現状を理研自身が認めたようだ。

IT技術の進歩によってここ10年ほどの社会の常識は一変した感がある。
今ではほしい画像やテキストなどはいくらでも手に入る。
コピーするのは指先2本も使うと簡単にできる。

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さて、理研の小保方晴子さんのSTAP細胞論文をキッカケにして、学術論文のコピペ問題が大きくなっているが、そもそもコピペは不正なことなのだろうか?

コピペはコピーとペーストの二つの言葉が組み合わさったものだ。

コピーという言葉あるいは概念は古くから身近なものだ。

1000年以上も前から、学問上の基本的な訓練に『写経』というものがある。
つまり経典を別の紙などに写し書きすることだ。筆写とも言うが、コピー機やカメラなどが無い時代に、人間の知恵を次代に継続させる為にはコピーの技術は必要不可欠のものだった。

学生時代にバンドを作ってミュージシャン気取りで夢中になっていた人もいるだろう。
最初にやったのは、好きな楽曲のコピーだったはずだ。

コピーを重ねることによって、演奏上のテクニックも上がるしセンスも良くなっていく。
創作活動にコピーは不可欠なものだ。

師匠が弟子に手取り足取り教えるということは無い。弟子はひたすら師匠の技を見て、真似ることから始まるもの。

コピーはこのようにけっして不正なものではない。ではコピペの何が不正と言われるのか、それは、ペーストの仕方にある。いや、ペーストの目的にある。

他人の創ったものをあたかも自分が創ったように公表すると『盗作』となる。
つまり、著作権の問題となることがコピペが問題とされるわけだ。

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報道では、学者や研究者が「研究者としての倫理」を問題にしているが、倫理観は社会の変化によって変わるものだ。
あくまでも著作権上、ペーストの仕方に問題があったわけである。
簡単に言えば、引用明記と画像処理の明記があれば、著作権上は抵触しなかったのでは無いか。

では、不正論文とはなんなのか。

著作権侵害のある論文のことか?
研究者の倫理に反する論文のことか?
はたまた・・・もっと高尚な定義によるものなのか?

答えはしばらく出そうもないようだ。

コピペ

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