ホウ素中性子捕捉療法(BNCT療法)の治験が進む

21世紀に突入し14年が経過した。
この間の社会の変化のスピードはこれまでとは比べものにならない。
ITの世界もそうだが、医療の世界も目覚ましく進歩している。

ES細胞やiPS細胞などの再生医療技術は難病に苦しむ多くの人を救うだろう。そして癌治療の先端治療方法には目を見張るものがある。

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先日、テレビで放映されたBNCT療法もそのようなひとつである。

ホウ素に中性子を照射して放射線を発生させるが、その放射線はわずか10ミクロンしか飛ばないという。
したがって、癌細胞内でこのような反応を起こさせると、放射線は癌細胞内に留まり、周囲の正常細胞はなんの影響も受けない。

まさに21世紀の新技術である。
とはいってもこの方法そのものは、1936年には提唱されていたというから、約200年の年月を経て人間に恩恵を与えることになる。

BNCT療法は現在次の医療機関で行われている。

  • 大阪大学第二口腔外科
  • 大阪医科大学脳神経外科
  • 京都大学原子炉実験所粒子線腫瘍学研究センター
  • 川崎医科大学放射線科
  • 四国こどもとおとなの医療センター脳神経外科
  • 徳島大学脳神経外科

他に筑波大学脳神経外科放射線腫瘍科においても治験が行われていたが、東日本大震災の影響で日本原子力研究機構の原子炉が停止しており中断している。

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BNCT療法のようなこれまでの放射線治療とは異なり、副作用が少なく効果が早く現れる療法として他に重粒子線治療がある。
重粒子線治療はすでに先進医療として認められているので混合治療が可能だ。
また保険収載の申請が行われているとのことなので、いずれは健康保険を適用して誰もが受けられる治療方法になるだろう。

重粒子線治療は現在次の医療機関で行われている。

  • 群馬大学重粒子線医学センター
  • 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院
  • 兵庫県立粒子線医療センター
  • SAGA HIMAT 九州国際重粒子線がん治療センター

他に、i-ROCK 神奈川県立がんセンターが2015年に開設予定となっている。

ホウ素中性子捕捉療法
重粒子線治療ガイド

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)について

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