認知症のタイプによって症状も違うし対応も違う

高齢化した人たちがいつかはなるかもしれない認知症。だが、認知症のタイプによって症状や対応方法がまったく違うことはあまり知られていない。

「ボケた」の一言で片づけていると痛い目に会うのは家族の方である。

いわゆる「老人ぼけ」には、加齢による物忘れの症状と、脳に障害がおこることによってなる認知症がある。

認知症のタイプには、大きく分けるとアルツハイマー型と脳血管性のもの、そして疾患例は少ないがレビー小体型認知症がある。

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加齢による物忘れはあまり深刻なことにはならないが、認知症は本人よりも介護する家族の負担がすごく大きくなる。その理由はいくつかあるが、まず上げられるのは『性格の変化』である。

これまでの性格が大きく変わる。

やさしく穏やかだった人が、怒りっぽくなり短気な性格に変わる。
これが家族にとっては耐え難い苦痛になったりする。

言葉の暴力という言い方があるが、まさにそのようなキツイ言葉が認知症になった人の口から発せられる。
それが父であったり母であったり、夫であったり妻であったりするのだ。

長い時間を一緒に過ごしてきた人のはずなのに、何故?こんな言葉が出てくるのか。
何故、こんなひどい言葉を浴びせられるのか。

介護する人が真面目であればあるほど、理解していても言葉の暴力と感じ、強いストレスとなる。

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さて
介護する側にとってやっかいな性格や人格の変化は、アルツハイマー型でも脳血管性の場合でも起こるのだが、脳血管性の場合には、認知症とは別のくくりをしている。

脳血管が何らかの外因的・内因的なものによって損傷を受け、脳の機能に障害が現れることを高次脳機能障害という。

脳血管性認知症は高次脳機能障害のひとつとされている。
高次脳機能障害は高齢によるばかりではなく、交通事故による脳の損傷でも起こるので、年齢に関係は無く誰でも起こりうる障害である。

高次脳機能障害のケースでの性格の変化は『感情障害(人格情動障害)』とされる。
うつ病に似た症状や噪状態になったり、あるいは感情の抑制がきかない状態になったりする。

だが、アルツハイマー型認知症とは異なり、高次脳機能障害については、わずかではあるがリハビリテーションによる改善が期待できる。

脳卒中などの発作があった場合には、このような後遺症が起こり得ることを念頭に、対処する必要があるようだ。

参照 ⇒ 高次脳機能障害情報・支援センター

今を忘れない~高次脳機能障害になって~

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