タクシー代わりの救急車とタクシーにもならなかった救急車

2008年6月23日の読売新聞の記事を元に書かれた投稿である。
救急車をタクシー代わりに

いつ頃から救急車をタクシー代わりに使うようになったのかは定かでないが、総務省消防庁のサイトによると、平成10年度の救急出動件数は370万件、平成20年度は510万件だ。

このうちタクシー代わりに使用された件数がどのくらいあるのかは分からないが、平成10年まで遡って考えても、救急車を呼ばなければならないような緊急事態が全国的に多くあったということは無い。

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救急隊の数が多くなったので、対応件数が増えたということも無さそうだ。
救急隊総数は平成10年で4,515隊、平成20年で4,871隊。

粗っぽく計算すると年間約100万件が、必要の無い救急出動だったとも取れる。
1日2,740件の出動件数を全国の市区町村数1,742で割ってみると、1.57という数字になる。

つまり毎日、すべての市区町村で1.57回、必要の無い救急出動をしていることになる。

必要の無い救急出動もあれば、救急要請に対し出動せず死に至らしめたとして、損害賠償請求訴訟が起こされた「山形大生死亡訴訟」。
大久保祐映さんが死亡してからすでに2年半になる。提訴からはまもなく2年が経過する。

裁判は現在、弁論準備手続きが行われているところで、直近では5月26日に行われたはずだ。
非公開なのでどのような書面が提出されたかは、今のところ明らかになってはいない。

2年前の提訴から間もなくの頃だが、訴訟の当事者である山形市の市長が記者会見をしている。
記者会見は定例のものだったらしいが、記者からは訴訟に関しての質問がされ、会見の半分以上がこの件のやりとりになっている。

参照 ⇒ 市長記者会見 平成24年7月18日【山形市のサイト】
URLが変わったり、ページが削除される場合もあるので、念のためPDFにしておいた。
書庫 ⇒ 記者会見の記録

さてこの裁判
結果がどのようになるのかはまだまだ不明だが、素朴に思うことは『何故、ここまで争うのか?』ということだ。
一日も早い市側の和解を望みたいと思う。

「救急車...」 「タクシーで行けるでしょ」 「え...はい」→自宅で死亡

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