値上げの次にユニクロが乗り越えなければならない課題

ユニクロは6月10日、今秋の冬物から5%程度の値上げを実施すると発表した。
値上げの原因はコスト高である。

円安・原材料の高騰・人件費の上昇などがユニクロを取り巻くコストアップ要因である。
特に中国の工場労働者の賃金高騰は大きな要因だ。

今年4月にはバングラディッシュの専用工場が稼働しているが、生産拠点の主力を中国から切り替えるには、中国で作り上げた品質管理のシステムをバングラディッシュに正確に移植しなければならない。

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現在の中国工場の品質管理システムを作り上げた匠チーム
のノウハウが、バングラディッシュでも通用するのか、『品質がいいのにこの値段』という商品イメージが今日のユニクロを作った。品質管理と生産管理が現在のユニクロの強みとなっている。

ユニクロが品質にこだわるようになったのは、フリースの大ヒット以後世間では、ユニクロのフリースを着ていると、あの人もこの人もユニクロという現象が起き、ユニクロで買い物をすることが恥ずかしいという心理が生まれるようになったことが原因だ。
もう少し分かりやすく言うと、ユニクロで買い物をし店を出た客が、ユニクロの袋から商品を取り出し、別の袋やバックに入れ、ユニクロの袋は隠してしまうという行動が目立つようになったのだ。

ユニクロの商品を買うことが恥ずかしい・・・これほどメーカーにとってはショッキングなことは無い。
そこで、ユニクロの商品を買うことがトレンドであるという価値観の転換をユニクロは求めた。

そうして・・・2004年9月27日の全国紙広告『ユニクロは、低価格をやめます』は、その後の品質向上を宣言したものだった。ブランドイメージの転換と同時に経営体制の刷新も創業者である柳井正によって行われることになる。

翌年には柳井会長が社長に復帰し、海外進出・デザイナーの起用など積極的な経営方針に切り替え、2020年連結売上高5兆円を目差すという長期計画が2009年に発表された。

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さて今回の値上げ発表は消費者にどう映るのだろう。

アベノミクスで何となく景気の上昇感がある昨今、消費税の3%アップはどうやら受入られ、商品価格の値上げにあまり抵抗感はない。
来年にはまた消費税アップという問題がある。するとタイミングとしては今年しかないとも言える。

残る問題は、ユニクロ商品に対するイメージだ。

価格が上がっても許せる品質があると評価されるかどうか、それはこれまでの柳井路線の評価でもあるし、今後のユニクロの進む道を見極めることにもなる。

そして、ユニクロ経営上の最大の問題である後継者問題が表面化することあり得る。

ここで気になるのが・・・・・FRMICは機能しているのか?

ユニクロ

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