土砂崩れや堤防決壊が相次ぐ日本の防災対策は大丈夫?

台風のたてつづけの上陸や、観測史上初の東北地方への台風直撃など、今年は荒れた夏になっている。
特に台風が1週間で3つも上陸した北海道では、道東と道央を結ぶ大動脈「国道274号線」が寸断され、さらにJR鉄道網も各地に寸断ヶ所があり、マヒ状態となっている。

広いと言われる北海道だが、改めて平地の狭さを感じさせる。

地震国であり島国であり7割以上が山地でもある日本は、常に土砂崩れの危険と隣り合わせであり、急峻な勾配で流れ下る河川は常に堤防決壊の可能性をはらんでいる。

これまで道路整備や河川整備にどれだけの費用を投じてきたのだろう。
そして災害のたびに被害が発生し、社会生活や経済に負担を与えてきた。
災害の多い国に暮らしている我々だが、またもあの言葉がチラホラと聞こえてくる・・・想定外・・・

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この異変は地球温暖化の影響なのか

各自治体ではハザードマップを作成することが常識になっている。
ところが、今回被害を受けた地域の中には、ハザードマップで想定されていない地域がある。

  • 決壊するはずはないと思われていた堤防
  • 危険水位に達するとは思われていなかった河川
  • 崩れるはずが無いと思われていた法面

これらがもろくも崩れ去っている。

想定していないほどの短時間雨量と、長時間に及ぶ降雨により起きている現象だが、それらが我々が思っている以上に『たぶん大丈夫だろう』ではないということを認識しなければならない。

地球温暖化による影響のひとつとして、水災害の増加はかねてより指摘されている。
水災害によって蒙る被害は、農作物、田畑、橋、道路、家屋、そして人命と多岐に渡る。二次的な被害として、道路、鉄道、電気、水道などのインフラの機能不全によって、社会全体への影響は計り知れないものがある。

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高速道路などの代替手段の確保が急務

公共投資が減少し『無駄な道路は作らない』という掛け声が正論となっている今日だが、大雨で大動脈が寸断されると、代替手段が無いことに気付かされる。

先に書いた「国道274号線」の代替道路になっているのが、建設時は「熊しか通らない」とか「鹿しか通らない」と揶揄された「道東道」である。

熊しか通らなくても作っておいたお陰で、かろうじて道東と道央を結ぶ物流は確保されている。

一見無駄と思える道路が、災害時に生活を下支えしてくれている現実を知っておくべきだ。

防災という面から公共投資をもう一度考える時期ではないだろうか。

道東道 狭い しかし、空いている。

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