癌治療のリスクとがん死亡率が高い理由

「がん」「脳卒中」「心臓病」3大死因と言われる。最近はこれに「肺炎」が加わり4大死因とも言われるようになったが、ここでは「癌」の治療に関するリスクと死亡率について考えてみる。

がんの治療法は

  • 外科手術
  • 放射線治療
  • 薬物治療

と、3種類の治療方法があることは知られている。

薬物治療は歴史としては新しく、現在も様々な研究が進んでおり新しい治療方法が生まれている。

「分子標的薬」や「免疫チェックポイント阻害剤」という、抗がん剤とはちょっと違うタイプの薬物治療が注目されている。

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分子標的薬のしくみと癌治療の効果

がんは遺伝子の異常によって発症すると言われている。癌細胞といえども元は自分自身の細胞だ。自分の細胞の遺伝子に傷がつくなどにより異常が起こり、がん細胞を増殖させる遺伝子をドラーバー遺伝子と呼ぶ。
ドライバー遺伝子にはがんを抑制する遺伝子というのもある。

これらのドライバー遺伝子に異常がおこってがんになるのだが、遺伝子に異常があるかどうかを調べることが可能になってきた。
そして異常があれば、異常のある遺伝子だけに作用する薬を投与する。これが分子標的薬だ。

現在のところ約30種類の遺伝子に対して、効果のある分子標的薬が約60種類ある。今後も新たな分子標的薬が開発されるので、適用できる癌の種類はどんどん増えていく。

抗癌剤と異なり、ターゲットを絞り込んで作用するので副作用が少ないのが最大のメリットだ。

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免疫チェックポイント阻害剤のしくみと癌治療の効果

健康な人でも毎日数千個のがん細胞が生まれているという。しかし癌にならないのは、生まれたがん細胞を見つけてはやっつけてくれるT細胞というものがある。普段はリンパ節の中にいるが、『がん細胞がいるよ』と、仲間の細胞が情報をくれると、がん細胞がいるところへ移動してがん細胞を攻撃する。これが免疫機能だ。

ところが、T細胞の中には免疫作用が過剰に働かないように抑制する分子を持っている。この分子を免疫チェックポイント分子という。

利口ながん細胞はこの機能を悪用して、免疫チェックポイント細胞を活性化させて、T細胞の攻撃から逃れているという。

そこで生まれたのが、免疫チェックポイント分子の働きを封じる免疫チェックポイント阻害薬だ。

この薬が使えるのは

  • 悪性黒色腫
  • 非小細胞肺がん
  • 腎細胞がん

と、まだ種類は限られているが、治療効果が長く続くので長期生存が可能だという。

ただし、T細胞が正常な細胞まで攻撃してしまう「自己免疫疾患」の副作用がおこる可能性があるという。

癌が死亡率第1位の理由

3大死因のランキングは、実は昭和55年頃に変化している。

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*出典:三大死因(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患)による死亡の状況|厚生労働省

脳卒中の死亡率が大幅に減少し、がんによる死亡が1位に躍り出たわけだ。
癌による死亡率そのものが高くなったわけではない、1位だった“脳卒中”の救急救命体制や高血圧症の薬などの開発など、脳卒中で亡くなる要因が少なくなったことが大きな原因である。

癌が増えているわけではない、人間はいずれ死ぬものだ、病気で亡くなるなら癌によるのがいいと思っている。

がん細胞を死滅させる444Hzの周波数

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