糖尿病患者の食事に注意する点と調理の秘訣

糖尿病・・・成人病の代表みたいな病気だ。血液中のブドウ糖などの量が増えて様々な合併症を起こす。治療の基本は食事療法だが、口が肥えた中年以上には辛い治療法でもある。

ここでは、糖尿病と診断された時にどのような食事をするのがよいのか、メモとしてまとめてみることにする。

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糖尿病の食事療法の基本

食事療法と聞くと「食べ過ぎないように」しようという意識が働く。ただ、やみくもに食べるのを我慢するとか、ダイエットに励むということではないようだ。
基本は

  • 適正な体重を保ちつつ必要な量の食事をする
  • 規則正しく一日3回の食事をする
  • 栄養バランスを偏らないようにする

以上の3項目を守ることである。
では、ひとつひとつもう少し詳しい内容を確認しよう。

適正体重と必要な食事量

適正体重とは次の式で求める。
標準体重(㎏)=身長(m)×身長(m)×22

体重の目安を一覧表にすると次の通り

身長 体重
1.50 49.5
1.55 52.8
1.60 56.3
1.65 59.8
1.70 63.5
1.75 67.3
1.80 71.2

次に必要な食事量をカロリーで計算するのだが、次の式で求める。
カロリー量=標準体重(㎏)×身体活動量(kcal)

身体活動量は一日の活動量によって3つに区分されている。

軽い デスクワークや主婦 25~30kcal
普通 普通の立ち仕事 30~35kcal
重い 重労働や力仕事 35kcal~

*出典は東京都病院経営本部の公式ホームページより

体重別に一覧表にすると次のようになる。

体重 軽い 普通 重い
45 1,125~1,350 1,350~1,575 1,575~
50 1,250~1,500 1,500~1,750 1,750~
55 1,375~1,650 1,650~1,925 1,925~
60 1,500~1,800 1,800~2,100 2,100~
65 1,625~1,950 1,950~2,275 2,275~
70 1,750~2,100 2,100~2,450 2,450~
75 1,875~2,250 2,250~2,625 2,625~
80 2,000~2,400 2,400~2,800 2,800~

上の必要カロリー量を目安に1日のメニューを考えてみる。

例えば体重50㎏の主婦だと1,250~1,500kcalが一日のエネルギー摂取量だ。

朝食
食パン1枚 158kcal
目玉焼き1個 130kcal
ウィンナー2本 115kcal
トマト1個 31kcal
昼食
カレーうどん 492kcal
夕食
ご飯 269kcal
キャベツの味噌汁 63kcal
沢庵5切れ 6kcal
肉じゃが 170kcal
ポテトサラダ 113kcal

以上のメニューで合計1,547kcalとなり、若干オーバーだがまあまあのところに落ち着きそうだ。
これに間食や果物、デザートといくと途端にカロリーオーバーとなる。

食品のカロリー計算は「カロリーSlism – 栄養成分/カロリー計算」を利用する。

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一日三食は鉄則

規則正しく一日に3回食事を摂るのは鉄則だ。
朝抜きや昼は軽くして夜に大食いなんて絶対にやってはならないこと。
一日に3度の食事は、食事のインターバルが5~6時間ある。
就寝時はもっと長いが就寝時は特に身体の活動は無いので、そこは問題ない。
一定のインターバルによって食事にリズムが生まれ、脳もそのインターバルは通常なことだと受け止めている。

しかし朝抜きなどをやるとインターバルが長くなり、脳は『飢餓状態になりそうだ!』と勘違いしてしまう。
すると、わずかな栄養も逃さないとして、栄養の吸収が増してしまう。それが体脂肪の増加につながっていく。

朝、昼、夕、と規則正しく適度なエネルギー摂取を心がけるのが、糖尿病の食事療法である。

食品交換表を活用して賢い食事療法

バランスのとれた食事と一口に言っても、何をどのくらい食べると「バランスが良い」のかは分からない。
そこで、「糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版」という本がある。

たくさんある食品を

  • 主に炭水化物を含む食品
  • 主にたんぱく質を含む食品
  • 主に脂質を含む食品
  • 主にビタミン・ミネラルを含む食品
  • 調味料

に分類し、80kcalのエネルギー量を1単位として、それぞれの種類の食品の合計単位数によって、食事をコントロールする方法だ。

1日の必要エネルギーが1,200kcalの人は15単位を摂取する。
1,600kcalの人は20単位を摂取するという管理方法なので、非常に分かりやすく食事療法を楽しんでやれるかも知れない。

3-1. 糖尿病の治療法【糖尿病3分間ラーニング】

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